植田さん、あなたの闘魂、伝承させて頂きます!!

 池袋ジュンク堂で行われたトークセッションで、 初めて植田実さんを見て、聞いて、感じた。多分会場の中で、一番自分が感動したと思う。 自信がある。イベントや展覧会で感動することはままあるけれども、今回は自分の指針に大きく影響する内容だったからだ。

 植田さんは、建築界のターザン山本だと思う。建築メディアの体温を高めたのは植田さんだと思う。それは、分析や情報といった画一的な結論に結びつけない植田さんの体温そのものだと思う、そして体温とはヒトから発される「熱」だ。植田さんは言った。建築を見ると、好きになっちゃうと。多分植田さんは、建築が好きという「感情武装」が発熱源としてベースにあるのではないかと思う。

 建築及び都市という公共的かつ多角的なものを扱いながらも(いや、そういう建築の持つ複雑さ、奥行きの深さが植田さんを魅了しているに違いない)感情を分析や情報に置換し、昇華した。

 植田さんにしか出来ない作業だと思う。「その人にしか出来ない作業」を私はやりたい。情報カタログとしてのメディアは、自分には作れないしそれは既に、他に担い手がいる。行間を読ませる、空白に意味のふくらみを持たせる、建築というコンテンツを脱いだ時に、何かが残る・・

 もう叙情的と言う表現も、怖くなくなった。建築と都市を考える時に「堂々と」持つべきテーマだし、つくるひと、つかうひと、ヒトみんなに備わった標準的な機能だから。ニヒルも度を越すと、「何か」を失い取り戻せなくなってしまう。私は「何か」を、握っていたい。

 植田さん、あなたの闘魂は、私が伝承します。

http://www.kobe-du.ac.jp/env/hanada/
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