暑いぞ。。暑い。。こんな天気のいい日は... デパートに行くはずだった足は180度回転してハムステッドの公園へと向かう。センターポイントから24番のバスでひとっ飛び、カムデンタウンの先にその公園はあった。もはや公園とは形容しがたい。山一つが自然公園になっているではないか。相方はその昔この公園に迷って、もはやでれまいと覚悟したことがあると語っていたが、その気持ちがわからんではないくらいに広い。

 丘へ上るとロンドンが一望できる。センターポイントからバスで数十分。そんなところにこんな自然と、起伏のある大地に閑静な住宅街が可愛いらしく佇む。新しいロンドンを発見するたびに、この都市はなんちゅー生き物なのかと、よくわからなくなります。

 クラマタシロウの死後、磯崎新が彼に宛てた文章に、ロンドンは街が丸ごと死骸になっていると表現されていた。世界中を練り歩き続けている磯崎氏の言葉が、ここへ来て何となくわかるような気がする。吉村さんの日記サイトを相方と覗く。東大の学生が主催する『tokyo code wars』というイベントに関する記述で、吉村さんの言葉に、二人して「そうだ!そうだ!!」と大きくうなずきながら読み切る。

 東京の複雑さを解らすためにソレをそのまま視覚化する必要はない。複雑さなんて街へ入り込めば一目瞭然である。だから「そのために本なんていらない。」と吉村さんは東大生に言う。この後に続く文章にも大きくうなずいてしまう。吉村さんは数年間、海外にいらしたそうですが、そのことが背景にあることは明らかではないかと... 外で生活してみると、日本や東京というものが非常に客観的に見えてくる。そのギャップを今、ひしひしと感じ始めているだけに、リアルタイムで共感できる言葉に出会いました。以下、吉村さんの日記より一部抜粋。

(前略)それより重要なのは、一見複雑に見えて、その実よくオーガナイズされている点。グラフィックという手段はそのために重大な役割をはたしているのだから、彼らがダイアグラフィックと呼ぶツールを使うならば、なおさらそのことに注目して欲しいところ。ゲストとして呼ばれていた滞在の長い外国人達も、東京はシンプル、東京は便利、と口を揃えていたけれど、そう、世界広しと言えどもこんなに住みよい街はない。そのギャップ、その謎、のほうこそ分析に値するのではないだろうか。そしてそれが、僕が『de-code』をはじめたきっかけでもあるのです。
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